こんにちは、イラストレーターの茶谷順子です。
あら、かわいい!お姉ちゃん、鏡見てみる?
展示には、お子さんが出てくる作品がいくつかあります。
というのも、私は昨年半年間、子供服、赤ちゃん服を販売する仕事をしていました。そこでカフェやお土産やさんとは全く違うお客様や職場の皆さんと関わりました。
はじめは「子供好きだし、子供にもよく好かれるし楽しそうかな」くらいの軽い気持ちでした。すみません。先輩。読んでないと思うけど。。。
でも、そんな想像よりずっと奥深く、楽しく、難しく、愛情に満ちた仕事だということを感じながら過ごしました。
お子様本人よりも、ご両親、おじいちゃん、おばあちゃん。お友達。職場の同僚。親戚と一緒に悩みながら、お買い物のお手伝いをさせていただきました。
いろんな方が、小さな命を愛しく思い、すぐに着れなくなるのに何度も何度も売り場を行き来して、悩み、想像して嬉しそうにしてました。
しかも、ギフトともなれば結構高い。自分の洋服はもっと安いし、何年も着てるのに。
それなのに、皆さんすごく幸せいっぱいの顔でお帰りになる。ありがとうって言って帰る。
本当にすごくいい仕事だなあと思って過ごしました。難しさも沢山あったけど、嬉しさをおすそ分けしてもらえる、すごくいい仕事でした。
主役のお子さんたちは、この子のように嬉しがる子もいれば、男の子は面倒がって試着なんかしない子がほとんど。
嫌がってぽろぽろ真珠みたいな涙をこぼす子もいました。
今頃、あちこちの売り場ではクリスマスプレゼントを選ぶ人でいっぱいだろうな。
小さなお洋服に、沢山の愛が込められてるんだな。って日々感じていました。
というわけで、こんな絵を描いてしまいました。
こちらの作品を、初日にご購入いただけた時、すごく嬉しくて胸がいっぱいになりました。
その職場の先輩もご来場くださって、絵を見ていただけたのも、個展の中で嬉しかった思い出の一つです。
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