こんにちは!茶谷順子です。このブログはコーヒーをもっと気軽に楽しむコツを、イラストを交えて描いています。
今回は、ちょっとマニアックな話題。エチオピア女子なら普通にできるらしい「カリオモン」、コーヒーセレモニーの後編です。全行程のうち、4つの行程を掘り下げてご紹介します。
エチオピアは、コーヒー発祥の地(一説)としても有名。エチオピア産のコーヒーの銘柄では「モカ」が最も有名ですが、元々はエチオピアにあった港の名前が由来。その他、イエガチェフェや、シダモなども人気です。
あ!その名前なら知ってた。と思いませんでしたか?あれらは遥か遠い、アフリカのエチオピアから来てるんです。
遠いですよね〜。残念ながら、現地取材はできないので、こちらのサイトを引用、参考にさせていただきました。
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ウィキペディア「コーヒーセレモニー・カリオモン」
- UCCコーヒー博物館 訪れたのはもう2年前になるけど無駄なく、幅広い情報とコーヒー愛が最高に詰まってる場所です。
- 「山と珈琲、心の一杯」より「コーヒーセレモニー(カリオモン)を体験してきました【UCCコーヒー博物館30周年イベント】」 説明が丁寧でわかりやすいです。UCC博物館に詳しいのも嬉しい。私もこんな風にまとめたいなあ。
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NYのエチオピアンカフェBunna
Cafeのサイト。カリオモンの画像や動画が大変充実してました!言葉がわからなくても問題なく楽しめます。行ってみたくなります。
流れは前回をご参照ください。 ではでは、前置き長くなりましたが、4つの行程を詳しく見ていきましょう!
生豆は、直火で煎ります。根気よく。
仕上がりはかなり深煎りにするみたいです。真っ黒い色味からして、イタリアンローストくらいかな?オイルが滲み出てきて、ツヤツヤしてます。最初はベージュ色で固そうだったのに、こんなに変化するんです。
と簡単に書いたけど、この色にするのは結構時間かかります。
そりゃそうですよね。業務用のマシンでも15分以上焙煎するのを手で行うんだから!
同じような作り方の料理も、やはり時間かかりますよね。おせち料理の田作り、ご存知でしょうか。片口鰯を乾煎りにするんですけど、焦がさずに、手でポキっと折れるとこまで根気よく行うんです。
けどあれ、私、何回も失敗しました。待てなくて火を強めてしまう。もしくはレンジでチンする。→焦げ臭くなる。でも、ポキっとは折れない。最近やっと成功しましたけど、火加減気をつけて30分以上乾煎りにしてポキっと言った時は嬉しかったです。あ、話が逸れた。
だから皆さん座って行ってますね。短気は損気。美味しくな〜れって思いながらやってるのかも。
熱々をゴリゴリと。女子も意外と腕力あるのかも。
お次は、この煎り上がった熱々の豆を、粉々にすり潰します。この前段階で、お客様に香りを嗅いでもらうそうです。
コーヒーは、焙煎と挽いてる時の香りを嗅いでる時が一番幸せを感じます。シェアしたい気持ち、よ〜〜くわかります。
すり鉢と擂り粉木のペアですり潰しますが、ゴマをするほど簡単ではありません。別に、煮たわけじゃないので、脆くはなってますが柔らかいわけではないですからね。家庭ではミルを使ったりもするそうです。
私も以前カカオを砕いたことがありますが、なかなか細かな粒にはなりませんでした。ゴリゴリと力が必要な作業みたいです。
全て、焦らずに行うのがカリオモンのコツかもしれません。ファストフード文化とは真逆の豊かさですね。
ジャバナ、お水とコーヒーがここで出会います。
頑張ってすり潰せたら、このコーヒーと、水をジャバナというツボにいれて火にかけます。いよいよ煮出すんですー!わーーー、ドキドキしますね。お水は、上の口から注ぎ入れます。
沸騰したら何回かカップに注いでツボに戻すを繰り返すので、ある程度煮出すのかもしれません。詳しくはわかりません。この辺は各家庭によって、完成までの見極めが変わりそうですね。
色合いだけ見たら南部鉄瓶のようですが、焼き物みたいです。柄や細かい作りもいろいろバリエーションがありました。葉っぱの模様が描かれていたりもして、綺麗です。
注いでる時の表情がとても綺麗!
完成したらアクを捨てて、予め並べていた小さなカップ達にコーヒーを注ぎます。粉がグワッと上がってこないように、そーっと注ぐのがポイント。注ぎ終えたら、年長者の方からいただきます。お疲れ様でした!
いかがでしたか?
インスタントコーヒーや、コンビニでボタンを押すだけで飲めちゃう日本のコーヒー事情とは全然違う、2時間くらいかかっちゃうカリオモン。コーヒーセレモニー。
でも、飲んでみた〜〜〜い!って思いました。思いませんか?
どちらも美味しく飲みたい、飲んで欲しいって気持ちを感じます。だから両方、素敵だなって思います。
いろんな写真を見ていて、注いでいるエチオピア女性の皆さんがすごく綺麗で、笑顔も穏やかで素敵で、一気に親近感が湧きました。どんなお店であの洋服を買うのかな。どんな話をするのかな。皆コーヒー好きなんだな。
もし、カリオモンの現場に行けたら、自分史上最高に質問攻めにしそうです。そして日本人はやかましい。と思われそう。笑
というわけでカリオモン、コーヒーセレモニーについてのご紹介でした。
コーヒーを、ご一緒に♪
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