こんにちは、イラストレーターの茶谷順子です。今日はちょっと久しぶりに、制作事例のご紹介。
オーダーメイドの王道、ウェルカムボードです。新郎新婦、ご結婚、まことにおめでとうございます(^^)末永くお幸せに♡
明るく華やかで、ハッピーで、あったかい。幸せワードをいくら使っても足りない気持ちを絵にしてみました。
可愛い奥様と、幸せそうな旦那様。今回は新郎新婦の先輩からのオーダーでした。周囲からの愛も感じて、はぁー、幸せさらに増量ですね!
描く前にどんな事を伝えるの?
おっと、幸せ満開のイラストを紹介して終わるとこでした。制作事例なので、このイラストがどんな風に仕上がっていくのかを、順を追って解説いたします。この先、オーダーメイドのイラストを頼んでみたいな〜という方のご参考になれば、幸いです。
用途が違っていても、基本的に事前にお聞きすることは同じです。まずはお問い合わせからご連絡をくださいね。そして、頼もう!と決まった場合、以下の内容をまず最初にお聞きします。
- 納期(いつまでにお手元にお届けすれば良いか)
- 用途(お祝い?自宅用?ギフト?など)
- 登場人物のお写真。
- 丸顔がいい?それとも似顔絵風が良い?
- 登場人物の年代、性別。
- お名前や記念日は入れるか?
- 仕上げの大まかなイメージ。
- 好きなもの、色合いの要望があるか?
- 問題ない範囲でプライベートな情報もお聞きします。ご本人達らしいイラストに仕上がるヒントになるからです。
- その他、上記以外にも決まっているご希望がある場合は教えていただいています。
その後、完成まではどんな進め方なの?
そして、お聞きした内容をもとに、いざ!ラフから開始します。ラフとは、「下絵」「原案」のことです。
まずイメージに沿って考え、鉛筆によるラフ案を提出。
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お客様のご意見をお聞きします。ここで、「あと、こんなことも加えたらどうかな?」と新たな情報が出てくることも多いです。
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ご意見を踏まえ、必要に応じて修正案を提出。手書きや文書で細かな要望や今後の完成イメージをお伝えします。
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双方合意。
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線画チェック(このチェックが不要な場合もあります)ここでお客様からのリクエストは最終締め切り。
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鉛筆画からゲルマーカーに変わるといよいよ本番だなあ!と思ってもらえるようです。
本番制作 ドキドキワクワク!!!私もドキドキです。
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完成 きゃ〜〜〜!\(^-^)/
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お知らせ、納品(配送でお届け)の流れです。
この線画チェックまでの間に、実は色んな情報が増えていくことが多いです。一番楽しいところです。私もお客様も、最初は手探りなんですが、ゴールを目指して共にワクワクしながら、情報と思いのキャッチボールを繰り返しながら進んでいきます。
最近は、メッセージなどでのやり取りも気軽にできるので、堅苦しくなりすぎずにご意見をいただけるのがありがたいです。
絵を描くのに、言葉で情報が欲しい。
画面には、楽器を演奏する2人と、猫も描きました。最初から登場予定だったわけではありません。ラフを制作する中で、お客様自らこれを入れたらどうかな。とお話しいただけました。お2人を知らない方でも、絵を見れば、楽器も猫もきっと大事な存在なんだな。と推測できることでしょう。
お2人は、そこを目にするとお2人だけの大事な思いを感じる事ができます。絵には、目に見えるようで見えない情報や、思いを詰め込むことができるのがいいですよね。
ご注文者様の言葉を借りると「気持ちがイラストに入り込んで、宝物になるね」ということです。
この作品は、無事にお客様からご夫妻に手渡され、会場で結婚式を見届けてくれたそうです。お客様からは「シックな会場だったからピンクにしてよかった。ぱっと目を引きました。」〜と後日ご報告いただけました。
式の日以外でも「もう手渡しながらウルウルしちゃった」「渡す前の緊張感って笑いも出てきちゃう、1人でニヤニヤして家族が気持ち悪いって言ってる〜(笑)」と、昂ぶる気持ちを抑えるのにお困りになってたようです。あはは、嬉しいですね。
お手渡いただいた写真や会場での風景は、こちらには掲載しませんが、とても嬉しそうな笑顔の写真を見せていただけました。ご注文、本当にありがとうございました!新郎新婦、そしてご注文者さまも、末永くお幸せでいてください!
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