か:かばいたかし
順:珈琲順太
ス:二度寝スヤ子
パ:パン王子あさか
順&ス:『かばいたかしのビジネスぅ経理ぃ』!(エコー)
順:「こんにちは、週末の土曜日、いかがお過ごしですか?『かばいたかしのビジネス経理』ナビゲーターの『珈琲順太』です」
ス:「同じくナビゲーターの『二度寝スヤ子』です」
か:「メイン・ナビゲーターの『かばいたかし』です」
順:「あれ?美味しそうなイイ香りがします」
ス:「今日は『パン王子あさか』さんがスタジオに遊びに来てくれています」
パ:「応援に来ました!美味しいパンを食べて頑張ってください♪」
か:「『パン王子』さんって、最近TVをはじめ、いろんなメディアに登場して大活躍ですよね~」
起業家支援
順:「かばい先生は、『起業家』支援に強いご関心があるんですよね?」
か:「はい、あります。」
順:「それは何故なんでしょう?」
か:「私自身、昔は『いい会社に入って、出世して、給料アップでお金持ち!』といった上昇志向をもっていました。でも、そんな価値観が窮屈になりました。「このまま、出世主義でいていいのか?』と」
順:「それで順風満帆だった高給取りのサラリーマン人生から、ベンチャー企業へ、そして自ら独立・起業家へと転身するんですよね」
か:「単に個人で上を目指すだけの人生よりも、社会に良いインパクトを与えて、人の役に立ちたい、そう思ったんです」
ス:「あれ? コレって双子の兄の川井隆史ヒストリー?」
「T&Aマネジメント 川井公認会計士・税理士事務所」HPより
順:「スヤ子さん、余計なコト言わなくていいですから!」
か:「日本が少子高齢化に進む中、起業家支援を通じて元気な社会を作ることに貢献できるのではないかと思ったんです」
順&ス:「カッコイイ~!」
か:「順太さん、何か大きく間違ってますよ!」
起業家ってなんだろう?
順:「スヤ子さん、『起業家』ってどんなイメージがあります?」
ス:「独立して、一攫千金みたいなイメージがあります(笑)」
か:「起業家って実は明確な定義が無いんです。一般的には自ら事業を興す(起業)人を意味して、ベンチャー企業を開業する者を指す場合が多いですかね」
順:「組織に属してサラリーマンとしても起業家にはなれるし、組織に属さないでゼロから事業を興しても良いんです。実際、社会にインパクトを与える規模の新規事業の立ち上げって、大手企業内発の取り組みの方が多いですし」
ス:「そうなんですか?」
か:「組織内など行動の自由が制限されるので、組織に属さないでゼロスタートするケースも勿論あります。IT系ベンチャーや医薬系ベンチャーはベンチャーキャピタルからの資金調達も身近になってきていますしね」
順:「孫正義氏みたいに裸一貫からスタートして巨大事業を創り上げたケースです」
ス:「わかります。まさしくそんなイメージ!」
順:「でもですね、『起業しよう!』って思う方の話を聞いてみると、多くが『独立・脱サラ』という思考で、今まで経験したビジネスを自分でやりたいとか、資格を取って開業したいとか、『起業』ではなく個人事業主を目指す『独立・開業』なんです」
ス:「何か違うんですか?『起業』と『独立・開業』って?」
順:「はい、大きく違うと思います」
か:「スタートするのは誰でも出来るんです。でも継続するにあたっての戦略が違うと思います」
順:「『起業』で必要になるのはビジネスモデルと経営資源、経営力。『独立・脱サラ』では既存ビジネスモデルの踏襲なので、必要なのは自分の時間管理能力です。人を雇うかどうかも大きな分岐点です」
か:「ほう、順太さんはそう考えているんですね」
順:「はい、起業支援を謳ったサービスメニューでは、この『起業』と『独立・開業』の目的意識がゴチャゴチャで、悲劇がおこりやすいんだと思います」
か:「そうですね、コレって起業支援側の問題だけじゃなく、起業したい人が『何を求めて』『どうなりたくて』起業するのか?か曖昧な場合も多いですから」
ス:「そういえば順太さん、以前、『独立した人が上手くいかなくなる要因って、お金問題よりも精神的疲弊による燃え尽きの方が多い』って言ってましたよね」
か:「面白い話題になってきた」
順:「ベンチャー企業に出資させて頂く機会も増えてきたので、ありがたいことにオッサンの割には、最近若い起業家の方と話すことも多くなりました(笑)」
ス:「残念ですけど、そろそろお時間です、次週土曜日の『ビジネス経理』、お楽しみに!」
注)このコラムは、セカンド・オピニオン株式会社様の2019年3月30日付けBlogの転載です。
コメントをお書きください