マ:マリリン
順:珈琲順太
ス:二度寝スヤ子
み:社労士みっちー
い:メトロノームいっちー
サ:おにぎりサザエいおりん
順&ス:『マリリンのビジネスぅ経理ぃぃ』!(エコー)
順:「こんにちは、週末の土曜日、いかがお過ごしですか?『ビジネス経理』ナビゲーターの『珈琲順太』です」
ス:「同じくナビゲーターの『二度寝スヤ子』です」
マ:「メイン・ナビゲーターの『マリリン』です。今日も宜しくお願いします」
ス:「今日はスタジオにメトロノームいっちーさんとおにぎりサザエいおりんさんが遊びに来てくれています♡」
い:「なんか、応援するコチラ側も緊張します」
サ:「今日は座布団持参でガッツリ見にきました♪」
マ:「あ、お二人ともスヤ子さんと共に筑波山登山隊のメンバーですね♡」
順:「おにぎりサザエいおりんさんは、ビジネス経理#2に続いて2回目の応援!それにしても・・・筑波山登山隊!スヤ子さんも登るんですか?」
ス:「もちろん登りますよ~!何かおかしいですか?」
順:「いえいえ、そんなことは… 別に運動系が似合わないとか… ムニャムニャ」
お金の本
順:「皆さんは『億男(おくおとこ)』という本を読んだことがありますか?」
ス:「はい、『珈琲団勉強会』の課題図書で読みました!」
マ:「私も読みました♡」
み:「私は読んでない」
順:「映画『電車男』プロデュースを皮切りに、映画『君の名は』プロデュース・絵本・『ドラえもん のび太の宝島』脚本など大活躍の、映画プロデューサー&小説家&絵本作家の川村元気氏の小説です。2018年に映画にもなりました」
み:「『君の名は』のプロデューサーなのね」
順:「この小説の中の一説ですけど、『お金持ちになるための本』や『億男たちの金言』巷に溢れています。そしてそれを皆が共有しているのにも関わらず、ほとんどの人間が金持ちになることが出来ないんです」
ス:「そうなんですよねー、お金は欲しいけど、お金持ちは夢のまた夢」
マ:「会計事務所での仕事はお金・税金を扱うことが多いので、比較的お金持ちの方がクライアントに多くなります。その中には『億男』の方も居ます」
順:「そういう方と接すると、多くの方がイメージしている『お金持ち』が幻想だと思うことが多くありませんか?」
マ:「はい、相続でお金持ちになっている方は思いの外少ないです。そもそも日本の相続税体系では、相続資産を何世代にも渡って維持出来ないようになっていますから」
ス:「そうなんですか? 何かお金持ちは土地保有で先祖代々って感じがします」
順:「先祖代々の土地って大ウソなんです。第2次世界大戦後のGHQによる農地改革で農地の80%が地主から小作農民にタダ同然で分配されたんです。先祖代々の土地という人の多くの場合、小作農として農地には先祖代々関与していたかもしれませんが、実は保有はしていなかったんです」
ス:「えー!」
順:「都市部の土地は空襲で焼け野原になると土地の区画と保有者が曖昧になりましたしね」
マ:「現在でも地方では、区画整理が追い付かず『白地(所有者のいない土地)』が多くあります」
お金が沢山あったら何をしたい?
順:「お金持ちになったらやってみたいことって沢山ありますよね!」
マ:「海外も含めて、色んなところに行きたい!」
ス:「豪勢なホテルで寝てみたい!」
マ:「普段は飲めないような、高価なワインも飲みたい(笑)」
み:「うふふ、でも、やっぱりまずは貯金かな(笑)」
順:「私は、今やっている同じコトの規模を上げていきたいです!」
ス:「大きな『あんぱん』を買うの?」
順:「・・・・・・。 『億男』の中では、大金を手にした人の姿から、『お金と幸せって何だろう?』を映し出そうとしています」
ス:「急に『宝くじ』に当選してお金持ちになっても、その後悲惨な人生になってしまうとか?」
順:「あはは、そういうネットから得られる薄っぺらい情報とは、少し違います」
お金に関する本は誰が書いている?
マ:「そもそも、お金に関する本の殆どが、実際に『お金持ち』になった人が書いていませんもんね」
順:「そこが大事だと思います! 以前からすごい不思議で、お金に関して、なぜ実際にお金持ちではない人の話や技術論を真に受けるんだろう?と」
ス:「知識ばっかりのペーパードライバーから車の運転を習うようなものですよね?」
順:「そう思います。ウチの父親は昔TVで解説者ばりに『選手のココがダメだ』『監督の采配がダメだ』とビール晩酌しながら楽しんでいました。子供心に『色々言ってるけど、父さんは実際に野球やったことないじゃん』と心の中で呟いていました(笑)」
マ:「税理士は税務の専門家であって『お金持ち』の専門家ではありません。保険や銀行で金融商品を売る方々も、一般企業に比べれば高収入のお給料を得ていますが、決して『お金持ち』でもないですし、『お金持ち』の専門家でもありません」
み:「社労士として高額給与の方は見るけど、お金の流れまでは分からないわ」
ス:「高価そうなブランドを持っている人とかって、『お金持ち』っぽいけど」
順:「高価なアイテムで相手に見栄を張ったり金持ちアピールしたい人は、殆ど『お金持ち』ではないんですよ。本当に『お金持ち』の人は敢えてアピールする必要ないですから」
マ&ス:「て、手厳しい!」
順:「ラッキーなことに、私の場合、IPOに成功して3ケタ億円や2ケタ億円のお金持ちになったお知り合いは結構います。IPOしなくても、自分のビジネスで億単位の利益・収入を得ている方も多くお知り合いです。それで、そうやって思うのかもしれません」
ス:「へー、すごい!! ところでIPOって何?」
み:「IPOは会社を上場させることを言います。自分の会社が上場すると会社の評価がハネ上がるので、お金持ちになる大きな選択肢の1つなんです」
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、株式上場を意味します。自分の会社を上場させると株式売却が東京証券取引所のような株式市場で可能になり、株式価値の上昇と換金容易性が見込めます。
マ:「その人達に税理士の営業活動、してもいいですか?」
順:「ヤです(笑) この『億男』を読んだ時、あ、作者の川村元気氏は本人も成功者なので、周囲に『お金持ち』が多いんだな、そしてお金に関して人が取りやすい行動を鋭く洞察しているんだな、と思いました」
ス:「お金に関して人が取りやすい行動!?」
ス:「残念ながら、そろそろお時間です、次週土曜日の『ビジネス経理』、お楽しみに!」
注)このコラムは、セカンド・オピニオン株式会社様の2019年4月13日付けBlogの転載です。
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