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自分がモテている錯覚に陥っております!(「おくりもの」を振り返る)

こんにちは。イラストレーター の茶谷順子です。

 

12/19(木)-24(火) 表参道ギャラリーニイクでのイラスト展「おくりもの」が無事に終了しました。皆様、本当にありがとうございます。今回もたくさんの方に支えられて開催することができました。改めて感謝申し上げます。

小作品 4点

「ようこそ〜!」

今はまだ寒いけど、初めての出会いがある4月にはきっとこんな言葉を言い合う日も増えるでしょう。

 

「thank you」

いちいち言わなくてもいいと思う人もいるようです。私は言いたいほうです。さりげなくてもいいから、言いたい人に。

 

「力になるもの」

背景に描いたのは、誰かに送ることが多いアイテム。ハンドクリームや、ハンカチ。ぺん。入浴剤。それらは使ってなくなるけど、心には送ってくれた気持ちや、添えてくれたお手紙が残ります。形が消えても力になると私は感じています。

 

「お疲れ様」

毎日の中でゆっくりする時間。大事にしてください。自分を大切にしてください。

私の「見たい」はやっぱり別の誰かも見たかった。

「小さなぬくもり」

文鳥を飼っていた方からのリクエスト。以前見た文鳥のイラストは他で使用していたため、新たに描いてみました。

 

すると、「昔飼っていた」という方が他にも数名いたのです。この絵を見て、懐かしそうに話してくれて、なんだかうれしかったです。

 

心の中に、小さなぬくもりが灯ったのを感じました。

「瞳の先に映るもの」

 

噴水。緑。野球少年。家族などいろんな方が見たいと言ったモチーフを混ぜ込んで描きました。登場人物はそれぞれ違うものを見つめています。大切なものを見つめているようです。

 

あったかい眼差し、熱い眼差し、キラキラした瞳。

 

どんな風に見えてるんでしょう。

 

世の中はいろんな人や、物、活動が混ざり合っています。その中で、大事なものを知っていて、見つめていられるのは、とても幸せなことなんではないでしょうか。

「最終的にこれ」

 

ご飯と味噌汁のイラストが見たいと書かれた方に向けて描いてみました。こう言っては失礼ですが、平凡なテーマです。

 

でも、2人いたので、描いてみました。主人公は明らかに幸せそうです。

 

この絵、結構人気でした。笑

 

このタイトルに異議を唱える方もいませんでした。

おくりものは、届いたようです。

今回の展示は、9月の個展の解答編と、ホリデーシーズン気分を楽しんでもらいたい。という2つのテーマがありました。そのテーマに合わせてざっくり左右に分けて展示しました。

 

ホリデー仕様の壁面を見たみなさんは口々に「クリスマスだねぇ〜」とおっしゃいました。季節を感じるのって幸せなことだなと、その言葉を聞いて思いました。言わなくたってわかってることなのに、わざわざ言いたくなる。どんな思いを抱かれたかまではわかりませんが、各自の心でホリデーを感じてもらえてたらいいな。

 

また、解答編は、リクエストを出した方以外にも気に入ってくれた方が多くいました。リクエストしてくれた方に、そのことを伝えると

 

「ほぼ自分がモテているような錯覚に陥っております」と返事をくれました。笑

 

いいですよね。見た方はほっこりして、頼んだ側も見ず知らずの人にモテたような気になれて。お互いにちょっとした幸せを贈り合えたんだなあと感じます。

 

そんなこんなで、ほっこりとしたあったかい幸せを感じながら、今年最後の展示は無事に終了しました。次回の展示はまだ未定ですが、またお会いできる日を楽しみにしています。(販売可能作品はオンラインでいつでも買えるようにしておきます!)

 

ご覧いただき、誠にありがとうございました。最後に、来場者さん選抜の笑顔のお裾分け♡(掲載許可済みです〜!)

  「おくりもの」

  • 会期:2019.12.19(木)-12.24(火)
  • 時間:11:00−19:00 ※最終日 24日は16時まで  
  • 会場:ギャラリーニイク 渋谷区神宮前4−2−19 
  • 最寄り駅:東京メトロ表参道A2出口 徒歩2分  
  • 入場無料
  • 協賛:セカンド・オピニオン株式会社

茶谷順子 

イラストレーター活動歴28年。

手書き、デジタルともに、ほっこり気分にさせてしまう可愛いイラストが大得意。お寿司と素焼きアーモンドが好もっと詳しく