こんにちは、茶谷順子です。イラストと文章で、コーヒーの楽しみ方を紹介するブログ、第24回目です。
今回は、ベトナムコーヒーです。
一時期結構人気あったから知ってるよ!って方も、でも飲んだことないなあ、って方も両方多そう。
アジアのコーヒーブレイク、どんなお味かしらね!
アルミのフィルターと、コンデンスミルクが印象的
外観はこんな感じ。見たことありますか?
ベトナムコーヒーの器具はアルミやステンレス製のものが多いです。
高級感のあるものが多いコーヒー器具ですが、お求めやすい価格帯なのが嬉しい♡
カップの上に直接置いて抽出するから、サイズもコンパクトです。数杯まとめて入れられる大きさもありますよ。
パーツは、3〜4つにわかれます。
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フィルター(カップの上に乗せる部分、小さな穴が空いています)
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フィルター筒状部分(同じく、小さな穴が空いています)
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中ふた(小さな穴が空いています)
- ふた(抽出時に上に被せます)
ふた以外は全部小さな穴が開いています!小さな穴なので、粉で塞がれてしまい、内部にお湯が溜まります。
そこから点滴のようにゆっくりとお湯が落ちて来ます。なので自然と濃い味のコーヒーにしあがるのです。
フィルター外してみて「まだ半分かぁ。」と、再度戻して完成を待つのも、ベトナムコーヒーによくある光景です。
そしてもう一つの主役が、味を決定的に濃厚にしてくれます。
それは、とろ〜りとしたコンデンスミルク=練乳です。を、スプーン2〜3杯入れて作ります!
コーヒーの味がかなり濃厚なので、負けないようにミルクも濃いめのをたっぷり入れるんです。
豆は深煎りの細挽きで良いです!
より本場に近いのが良ければロブスタ種の入ってるベトナムコーヒー用の豆を。但し苦み強いので覚悟の上でどうぞ。
調べてみるとお勧めは色々あるみたいです。まぁ、大らかな気持ちで、気の向くものを試してみて下さい(^^)
コンデンスミルクを最初から入れて抽出します。
それでは作り方です。
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コンデンスミルクを、あらかじめカップに入れておきます。
量はスプーン2〜3杯をお好みで。
- フィルターに粉を入れてから、ごく軽く中蓋で粉を抑えます。
細挽きの粉を1〜2杯入れます。
- お湯を少し入れて、20秒ほど蒸らします。
- 蒸らしが済んだら、一気に上まで(ふたが閉まる程度まで)お湯を注ぎましょう!神経質に注ぐ必要はありません。
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5〜6分かけてゆっくり抽出されてくるのを、のんびり待ちます。
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抽出が済んだら、フィルターを取りはずしましょう。火傷に注意!上蓋を外してその上に置くと便利です。
- ミルクとコーヒーをぐるぐるかき混ぜてたら完成ですー!召し上がりましょう!
以上です。全体的にリラックスして淹れる感じ、伝わったでしょうか?レシピもお好みで、が多いこと!
こんな感じの、可愛くて肩に力の入らないコーヒータイムも、いいですよね。
よく混ぜてね。しっかり混ぜてね。でも甘いよ!
という感じで、完成です!
底に入れてあるコンデンスミルクはよくかき混ぜないと溶けません。そして深煎りコーヒーを5分もかけて淹れたので、味の雰囲気は想像つきますよね。
濃ゆいです。笑 どっしり濃厚な味を脳にも感じられます。
クリアな味わいや、繊細な味の違いを楽しむのとは別の楽しみ方をできますよ。
アイスにしても美味しいの。その時はこれでもか!というくらい氷を入れて飲んでね。
早く早く!と急かされる時間を忘れて、のんびりと。
どうでしょう?ベトナムコーヒー、試してみたくなってもらえたかな。いつもと違うコーヒーとして、選択肢に加えてもらえたら嬉しいな。
アジア地域でもコーヒーは人気です。作るだけじゃなく飲んでる人も多いんです。各地でどんな風に飲んでるのかな。
きっと、好き勝手に飲んでます。それでいいと思う。
仕事や家事で日々時間や完成度に追われてる人も多いけど、5分ものんびりと待って、アバウトな作り方のコーヒー。
早くしてよ!なんていう方がナンセンスに思えるコーヒー。なのにインパクト絶大の、油断ならないコーヒーです。
たったの5分くらい、ぼんやり待って、木陰で飲みたいですね。機会があったら是非飲んでみてください!
注)この記事は、2017年9月23日付けのブログをリライトしたものです。