こんにちは、茶谷順子です。
私はイラストを描きながら、カフェで働いていました。どんな人なの?参照。
将来コーヒーに関する本で絵を描けたらいなあと思って早や数年。誰にも言ってもらえないので、最近はブログで綴っています。
今回は手回し式ミルについて書きます。豆を挽いて粉にする器具です。
重厚感のある見た目はこの季節にぴったりですね!挽きたての香りを楽しみましょう。
手回し式ミルはといえば、すり鉢+引き出し。
手回しミルといえば、この形が代表的ですよね。引き出しが付いていて箪笥のよう。使用方法は、シンプルです。
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豆を青い部分に入れ、ハンドルを回して豆を挽きます。
自分の好みの粗さはあらかじめ確認しておきましょうね。回した分だけ細かくなります。
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粉になって、下の引き出しに溜まります。
どうしても粉塵が出ますから、それは吹き飛ばしましょう。軽く。思い切り吹くと全部の粉が吹き飛びます。ご注意ください。
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抽出器具に移してコーヒーを淹れます。
粉を溜めたままにせず、使い切ります。その後、器具はなるべく粉を残さずきれいにしておくと、古い粉の香りがつきません。
簡単ですね!入れて自分の好みのとこまで挽くだけ。
でも、その挽き方が大事です。イラストを見ながら確認しましょう!
熱を出さずに、均一に挽こう。ていねいに。
キーワードは「ていねいに。」です。どんな本を読んでも書いています。
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粗さが均一になるように、丁寧に挽く。
決して力任せにゴリゴリひかないでね。粉の粗さが揃わなくなります。そうすると味にムラや雑味が出たり、逆に物足りない味にもなります。
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挽きやすい豆を選ぶ。
力が入っちゃうのは、堅いから。最初から挽きやすい少し焙煎の深めの豆を選ぶのがポイントですね!
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時短を意識しない!
急いで挽くと熱を帯びます。香りが飛びやすくなるので、ゆっくりと丁寧に挽きましょう。
なんでも早くてあっという間。スイッチひとつで勝手にやってくれる。というのとは真逆の器具です。
抽出時間をじっくり味わいたい時には、最高の相棒です。
ちゃんと、素材を観察し、感じながら自分で味を作っていける。素敵な器具だな。って思います。
自分は挽かない。家族の仕事なの。
自分で挽くのではなく、孫に挽かせるんだよ。と言ってた人もいました。嬉しそうだったな。
お孫さんがそんなことを意識して挽いてたか?
流石にわかんないけど、それ以上においしさのエッセンスが加わっていたと、思います。
手回し式ミルには、人をウエットにさせる魔法の力がありますね〜。
ちょっとしんみりしましたが!手回し式はノスタルジー?
他にもいろんなバリエーションのある手回し式ミル。あれこれ話しながらゆっくりコーヒーを楽しめます。
そんな緩やかな時間を作り出して、普段聞けないこともこの雰囲気で聴き出したりできるかもしれません!確約はできないけど。
ぜひ、使ってみてください!そんな時間はない?というせっかちでお急ぎの方には次回の電動式をお勧めします〜〜!
※この記事は、2017年10月7日のブログをリライトしたものです。