こんにちは、茶谷順子です。
コーヒーはお好きですか?私は好きです。今も目の前にプレスで淹れたコーヒーがあります。
気軽に美味しくコーヒーを楽しむ人が増えたらいいな、って思って、このブログを書いています。今日は49回目。オシャレ度最高値のあの器具について、ご紹介します。なんだと思います?
オシャレすぎて、ホームセンターにはないかも。
これです。
「ケメックス」と言います。サーバーと、ドリップ部分が一体化した、ハンドドリップの器具です。
ドイツ生まれ、アメリカの科学者さん考案ということで、サイフォン同様にフラスコを思わせる形状。
透明なガラスの本体と、持ち手部分の木、それを縛る革紐、超大きな紙フィルター、全部が綺麗。デザインが素晴らしく、温かみもあり、見てるだけでまずはあ、幸せってなります。私はね。
しかも、見た目だけじゃなく、美味しいコーヒーを淹れることももちろんできるんです!才色兼備なんです。
だから、この器具は、ホームセンターではなく、インテリアショップなどによく置かれています。「ケメックスのある暮らし」みたいなテーマでテーブルセットが出来そうな感じ。
美味しさの秘訣は、巨大な紙フィルター。
本体は、一体型である以外、普通のドリッパーと特段の違いはなさそうです。
大きな違いは、この専用の紙フィルターです。
写真で見ると更に良くわかるのですが、嘘みたいに大きくはみ出したこの紙フィルター。イメージではなく、本当にこのサイズでこう言う風にセットして使います。
はじめは、笑っちゃいますよね。
でも、この紙と、その折り方が美味しさの鍵。紙自体の強度が通常のものより2−3割強く、紙より、ネルに近い風合いの仕上がりになるんだとか。
円錐形で、層になっている折り方なので、ゆっくり抽出できるのは、確かにネルと同じですね。
フィルターは、2サイズ。エコなステンレスタイプもあります。
実際どのくらい大きいのかというと、1人用の通常タイプと比べると、2倍くらい大きいようです。あ、折りたたんだ状態で、です。当初のサイズはもっと大きいんです。笑
でも、この間抜けなくらい大きなフィルターだからこそ、人気なのかなあ。
説明イラストに従って折りたたんで、クレープみたいに4層になったら、1層と3層に分け、そそぎ口の側に3層を持ってきて普通に抽出します。って、わかりにくいかな?
ちなみに、最近は繰り返し使える、ステンレスタイプやゴールドフィルターもあるみたいですね。どちらがお好みかは使いやすさや味の雰囲気で選ぶといいと思います。
ただ、雰囲気が出るのはやっぱり紙フィルターに、軍配が上がりそう。
選ぶ理由は、使い勝手の良さだけじゃないのかも。
インテリアショップに置いてあるとかきましたが、この器具、決してお安くはありません。フィルターも同様です。
でも多くの方から長く愛されています。なぜ?
美味しく手軽に淹れられる器具で、もっとお手ごろ価格なのはたくさんあるのに。
それはきっと、これを選ぶ方は、上記の理由以外で選んでいるからなんですね。
少し手間暇かけて、ちょっとお高くても好きな器具で美味しいコーヒーを味わいたい。
もしかしたら、子育て真っ最中のようなご家庭だとやや危険かもしれません。あ、でも逆にそんな人たちこそ、貴重な時間にこの器具で淹れると特別な時間を満喫できるのかな。
なんだか、この器具は、大事なのは時短、便利だけではないんだよ。と教えてくれてるような気がします。
もし、使わないときは、麦茶を冷やしてもいいですもんね!というわけで今回はオシャレで美味しいハンドドリップ器具、ケメックスについてご紹介しました。
次回は、これから派生して、フィルターについて書いてみようと思いま〜す。
※この記事は、2018年4月17日のブログをリライトしたものです。