こんにちは、茶谷順子です。
コーヒーを、もっと身近に楽しむ人が増えたらいいなと思って、自分の知ってることをイラスト付きで書いています。
さてさて、コーヒーはどこで育つのか、ご存知でしょうか?
私たちの眼の前に来る時は豆や粉の状態が多いですが、その前はどこで育ってきたのかな。そう!そこ、大体あの辺です。
今回は生産地にだけ絞ってご紹介します。
コーヒーベルトって、ご存知ですか?
これ、世界地図です。細かいところは気にしないでください♪イラスト中央に、赤の3本ラインが走っています。
この真ん中のラインが赤道です。上下の点線が南北回帰線です。
コーヒーが育つのはこの南北回帰線の間で、この地帯をコーヒーベルトと呼んでいます。
赤道を挟んだ、あったかい場所がコーヒーの生まれ故郷なんです。バナナやカカオも近い場所で採れる仲良しです。
生まれ故郷は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの3大生産地。
コーヒーベルトは横に長く、おおまかに3つの地域に分かれます。
左から、アフリカ、アジア+ハワイ、ラテンアメリカ。地域の下に主だったコーヒー生産国を挙げました。
いかがでしょう。
聞き慣れた国もあれば、ここでも採れてるんだという国もありますかね。お豆の銘柄は生産国名ではない場合も多いので、初めて聞いた!という国のお豆も、実は前から飲んでたんだってなことがよくあります。
味の特徴も大きく3つに分けてみました。
コーヒーベルトも、大きくは3つの生産地に分かれ、味もその地域ごとで大きな特徴があります。イラストにも私が思うそれぞれの特徴を1つだけ書きました。補足します。
まずは、左のアフリカは、柔らかな香りが印象的。
酸味も結構あるんですが、アフリカのコーヒーは、香りがとっても魅力的です。柑橘系だったり、ベリーっぽいのやスパイシーなのもあります。飲むより香りをずっと嗅いでいたいな〜。と思うほどです。
お次は、真ん中のアジア+ハワイ。どっしりしたコクが特徴!
とにかくずーんと舌に来ます。ふんわり軽いのじゃなくて、ずしっと「あ〜、今、コーヒー飲んでるな!胃に入ってくな!」と感じたい時にはこの辺の豆がいいと思います。
最後は、右側のラテンアメリカ。キリッと洗練された飲みやすさ
3つの中で一番軽めで、酸味も結構あります。が、香りも良くコクもほどほどにあるので、とってもバランスがいいのです。飲みながらいろんな要素を楽しめて、後味がいいのが嬉しい。
……と、書かれても良くわからないのがコーヒーの味。あくまでもこれは私の感想なので、幾つかまとめて飲める機会があったら、比較してみると面白いですよ。
読むより飲んだ方が何倍も簡単にわかりますし、面白いです。
その時、もし覚えてたらああ、これね!となるかもしれません。
地図を見てると、豆たちが可愛く思えてきます。
地図もいいけど、地球儀を見ながら場所を確認したら、遠いとこからきたんだなってとってもよくわかるんです。
コーヒーベルトの中で育ったコーヒー豆たちが地球の反対側や、全然あったかくない寒い場所まで運ばれてるんだなって。
自分では簡単には行けない場所です。だから、豆たちを見ると余計可愛いなって思えてきます。
楽しいな。生産地のことを考えるのは。今度は生産国と銘柄についてでも書こうかな〜!
※この記事は、2018年6月15日のブログをリライトしたものです。