こんにちは、茶谷順子です。
コーヒーはお好きでしょうか?私は、好きです。
ここはコーヒーをおいしく入れるポイントや、この器具の特徴はこうだよ〜。という、興味のない人にはどうでもいい、趣味度満開ブログです。
今回はサイフォンについて。私、サイフォンのコーヒーは結構飲みますが、実際に使ったことはないんです。
なので今回は、淹れてる様子を見聞きし、調べて感じたことを書きます。
へえ〜って言いながら、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
参考図書:コーヒー&エスプレッソの教科書(旭屋出版)
(お電話でたどたどしい説明して、ブログ掲載の許可を頂きました。)
ダントツの演出効果!繊細で美しい見た目。
サイフォンの特徴はなんといってもこの見た目。スマホで見てもらうには丁度いいスリムな形状。PCで見ると両側が余ります。
ガラス、ランプ。持ち手や台座の曲線。どこをとっても華奢で優雅で美しいです。
これで淹れたコーヒーを、優雅な雰囲気の中で、心ゆくまで味わいたくなるお気持ち、よくわかります。
しかし、自分で淹れるとなると話は別。
ガラスぶつけて割りそうだし、火加減も難しそう。ハードル高いな、と感じていました。
分解すると、やっぱり理科の実験道具みたい。
そんな華奢だけど、機能も考えられた6パーツ。名称と、主な役割です。
-
ロート
粉を入れておき、沸騰したお湯が上昇し、撹拌をしてコーヒー液を作る場所です。
-
濾過器
平らな面には穴が空いてます。平らな面をロートの底面にセットし、玉鎖との接合部分にあるフックをロートに引っ掛けて固定します。
玉鎖は空洞なので沸騰すると気泡が出て、適温を知らせてくれる重要な存在。
-
フィルター
布製と紙製があります。どちらを使うかはお好みで。
-
フラスコとスタンド
最初に水を入れておき、上昇してコーヒーになった液体が戻ってくる場所。フィルターがあるので、フラスコの中には粉は入ってきません。
抽出完了したら、スタンドごと傾けてコーヒーを注ぎます。だから支柱は握りやすい形状。フラスコだけを取り外して洗えます。
-
ガス、アルコールランプ
熱源です。アルコールランプはサイフォンの代名詞だと思ってたけど、ガスも負けていません。火加減を無段階調節できるのも魅力。
紹介は以上です。
機能面でもちゃんと意味があり、同時に美しいデザインというのは、どの器具でも同じなんですね。なんか嬉しくなります。
ロート差してるのって、そんな意味があったんだ!
そんなサイフォンを使う時、一番気がかりなのは何でしょう?
はい。そうです。
ロートやフラスコを割らないことと、吹きこぼれです。
そのために気をつける点は3つだそうです。簡単だけど、慌てるとうっかり忘れがちなポイントです。
-
フラスコ
火にかける前に、水分を必ず拭き取っておく。濡れた手で器具を触らないこと。水分が破損の原因になります。
-
ロート
斜めに差しながらお湯を沸かす。差しておかないといきなり沸騰したお湯がふきこぼれることがあるのです。また、冷えすぎた状態のロートを差すと温度差で破損する恐れもあります。
-
火加減
水位より上に炎が当たらないようにします。空焚き状態にしないことです。
今までは、なんでロートを斜めにしたままお湯わかしてるのかしら?と疑問に思ってました。これですっきりしました。「器があったかい人は、心もあったかい」(土井善晴先生)んですね。
お湯が沸いたらここはもう、きちんとセットします!
とまあ、長々説明をしているうちに、お湯が沸いてきました。
そうするとロートをまっすぐに差し、いよいよ抽出が始まります。
その手順は次回描きますね。
淹れてる店員さんの手元見ちゃってたから、嫌だっただろうな〜。
その分発見はたくさんありました!どうぞお楽しみに。